ドッグフードにグレインフリーがオススメされるのはなぜ!?
よくドッグフードの口コミサイトなどで、「~しかもグレインフリーなのでオススメです!」のような言葉を見かけます。
ですが肝心の『グレインフリー』についての説明が記載されていないサイトもあり、グレインフリーのドッグフードが良いとされる理由がよくわからないままのかたも多いようです。
ここでは『グレインフリードッグフード』について、わかりやすく解説していきます。
今回の記事で分かること
・グレインフリーとは?
・『グレインフリー』と『グルテンフリー』の違い
・犬の身体が必要とする「六大栄養素」と栄養バランス
・グレインフリードッグフードのメリット
目次
『グレインフリー』とは

グレイン(grain)とは穀類。
フリー(free)とは 他の単語の下に付く場合、「その〇〇を含んでいない」ことを表します。
つまり「グレインフリー」とは、「穀類を使用していない」という意味です。
『グルテンフリー』とは

グレインは穀物全般を指します。
それに対し、グルテンとは、小麦や大麦など「イネ科穀物」から得たタンパク質を指します。
『グルテンフリー』とは、麦類のタンパク質=麦類不使用ということです。
犬の身体が必要とする『六大栄養素』
ここでは犬が必要とする栄養素についてお話ししていきます。
ここで紹介する内容は、グレインフリーだけでなく、ドッグフード選びの大切な基準となりますので、今後のフード選びに役立てることができます。
この機会に是非、覚えてみてはいかがでしょうか?
犬の身体に必要な「三大栄養素」
- タンパク質
- 炭水化物
- 脂質
犬の身体に必要な「六大栄養素」
犬の健康に必要な「三大栄養素」に
- ビタミン
- ミネラル
- 水
この3つを加えたものが、犬の健康に必要な「六大栄養素」です。
犬の健康に理想的な栄養バランスとは?
犬の身体に必要な六大栄養素は、人間の六大栄養素と同じです。
しかし、玉ねぎやチョコレートなど、人間には問題がなくても、犬には大きな影響を及ぼす食べ物や植物は非常に多く存在しますよね。
それと同じように、犬と人間には六大栄養素が同じでも、もうひとつ違いがあります。
オオカミと犬、そして人間の違い

「先祖がオオカミである犬は、肉以外必要ないのでは?」という考え方をするかたもいますが、現在の犬はオオカミではありません。
私たち人間と、オオカミを先祖に持つ犬との共生には、2万年もの歴史があると言われています。
いまでこそドッグフードが主流になり、犬の寿命が延びた理由のひとつとされていますが、一昔前の犬の食事は、人間の残飯が多かったようです。
それが2万年もの歴史となると、犬は人間から、いろいろな穀物や野菜などを与えられて過ごし、今現在の犬に近づいていったものだと考えられます。
その証の一例として、オオカミと犬とでは、腸の長さが違います。
栄養を消化し吸収する働きをする腸の長さは、肉食動物よりも草食動物や雑食動物のほうが長くなっています。
オオカミの腸の長さは体長の約4倍、犬の腸の長さは体長の5~7倍、人間の腸の長さは体長の12倍。
現在の犬の腸は、雑食の人間の腸には及ばなくとも、オオカミの腸よりも少し長く、雑食に近づいています。
現段階で犬は「肉食寄りの雑食」と言えることがわかりますね。
犬にとって理想的な栄養バランス
犬が「肉食寄りの雑食」だとわかりました。
肉食ではなくなったとはいえ、穀物の分解や消化は苦手です。
それを踏まえると、肉などの動物性タンパク質がメインとなるドッグフードが必要となります。
最も重要な三大栄養素の理想的な割合は『タンパク質:炭水化物:脂質=「3:1:1」』
このような割合で考えられており、やはり炭水化物や脂質も必要です。
成長過程のパピーや活発な成犬には、もっとタンパク質の割合が多いことが理想と考えるドッグフードメーカーが多いようです。
代替の必要性
グレインフリーは「穀物完全不使用」。グルテンフリーは「イネ科穀物不使用」です。
犬は小麦アレルギーを起こすことが多く、「小麦タンパク=グルテン」を避けることが好ましいですが、炭水化物も必要としますので、グレインフリーでなく、グルテンフリーであれば十分だと思われます。
グルテンフリーなら、「イネ科穀物」を「イモ類」や「マメ類」に置き換えられて炭水化物を摂取することが可能なのです。
さらに、イモ類やマメ類は、イネ科穀物よりも食後の血糖値の上昇がおだやかなため、肥満や糖尿病を防ぎ、効率的にエネルギーとして利用することができます。
グレインフリードッグフードのメリット
- 小麦アレルギー(小麦タンパク=グルテン)を防ぐことができる。
- 胃腸の負担を軽減できる。
- 肥満や糖尿病の予防になる。
オススメドッグフード
これらを踏まえて、私も愛犬の主食として利用しているオリジンドックフードをオススメしています!
今でこそ数多く出始めたグレインフリーのドッグフードですが
その中でも素材自体から必要栄養素を摂ることができるように調理されたオリジンのラインナップ
一度お試ししてみてはいかがでしょうか?
グレインフリーについて、理解を深めていただけましたか?
みなさんのフード選びに役立てていただけたら嬉しいです!
