同じカナダのチャンピオンペットフーズ社で製造・販売されている
ドッグフードの、「オリジン」と「アカナ」。
共通項もたくさんあるので、いったい何が違うの?
と迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、ドッグフードの「オリジン」と「アカナ」の違いを、とことん検証します!
オリジンとアカナの比較
ひとくちにオリジンとアカナといっても、それぞれ、種類がたくさんあります。
今回は比較しやすいように、成分と原材料については、それぞれの最もスタンダードなフード、
「オリジン オリジナル」と、「アカナ アダルトドッグ」で比較してみました。
成分
まずは、成分の比較からです。
成分 | オリジン オリジナル | アカナ アダルトドッグ |
---|---|---|
たんぱく質 | 38%以上 | 29%以上 |
脂肪 | 18%以上 | 17%以上 |
繊維 | 4%以下 | 5%以下 |
水分 | 12%以下 | 12%以下 |
カルシウム | 1.2%以上 | 1.3% |
リン | 0.9%以上 | 1.1%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 3.3%以上 | 2.6% |
オメガ3脂肪酸 | 0.8%以上 | 1.0%以上 |
DHA | 0.2%以上 | – |
EPA | 0.2%以上 | – |
グルコサミン | 700mg/Kg以上 | 1200mg/kg以上 |
コンドロイチン | 600mg/Kg以上 | 900mg/kg以上 |
どちらも、犬が本来肉食であるということを踏まえ、タンパク質中心の成分構成になっていますが、その割合は少し違いがあります。オリジンはタンパク質38%以上、アカナは29%以上なのでオリジンのほうがタンパク質の割合がより高いです。
また、オリジンに含まれているDHA、EPAはアカナには含まれていないようです。
DHA、EPAは、抗血液凝固や中性脂肪低下作用が報告されている成分になります。
一方で、グルコサミン、コンドロイチンの量は、オリジンよりもアカナの方が多くなっています。
グルコサミン、コンドロイチンは簡単に言うと、関節軟骨をサポートする成分です。
関節痛があったり、関節に不安がある高齢犬、シニア犬には、アカナのほうがおすすめかもしれません。
原材料
次に原材料を見ていきましょう。
新鮮鶏肉, 新鮮七面鳥肉, 新鮮イエローテイルカレイ, 新鮮全卵, 新鮮丸ごと大西洋サバ, 新鮮鶏レバー, 新鮮七面鳥レバー, 新鮮鶏心臓, 新鮮七面鳥心臓新, 新鮮丸ごと大西洋ニシン, ディハイドレート鶏肉,ディハイドレート七面鳥肉, ディハイドレート丸ごとサバ, ディハイドレート鶏レバー, ディハイドレート七面鳥レバー, 丸ごとグリーンピース, 丸ごとシロインゲン豆, 赤レンズ豆,新鮮チキンネック, 新鮮鶏腎臓, ピント豆, ヒヨコ豆, グリーンレンズ豆, 鶏肉脂肪, 天然鶏肉風味, ニシン油, 粉砕鶏骨, 鶏軟骨, 七面鳥軟骨, ドライケルプフリーズドライ 鶏レバーフリーズドライ 鶏レバー, フリーズドライ 七面鳥レバー新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮コラードグリーン, 新鮮カブラ菜, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと梨, カボチャの種, ヒマワリの種, 亜鉛タンパク化合物, ミックストコフェロール(天然酸化防止剤), チコリー根, ターメリック, サルサ根, アルテア根, ローズヒップ, ジュニパーベリー, 乾燥 ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物, 乾燥 プロバイオティクス発酵生成物, 乾燥 ラクトバチルスカゼイ発酵生成物
新鮮鶏肉(11 %)、鶏肉ミール(10 %)、七面鳥肉ミール(10 %)、赤レンズ豆、丸ごとグリンピース、そら豆、新鮮鶏臓器, (レバー、ハツ、腎臓)(6 %)、ニシンミール(5 %)、鶏脂肪(5 %)、緑レンズ豆、丸ごとイエローピース、新鮮全卵(4 %)、新鮮丸ごとカレイ(4 %)、ニシン油(3 %)、日干しアルファルファ、エンドウ豆繊維、新鮮鶏軟骨(2 %)、乾燥ブラウンケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとパースニップ、新鮮ケール、新鮮ほうれん草、新鮮カラシ菜、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、新鮮レッドデリシャスリンゴ、新鮮バートレット梨、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、新鮮丸ごとクランベリー、新鮮丸ごとブルーベリー、チコリー根、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ
添加栄養素(1kg中):亜鉛キレート:100 mg
畜産学的添加物: 腸球菌フェシウム
どちらも地元カナダで作られた新鮮な原材料を使用しています。
両方とも、ビタミン類もちゃんと地元の新鮮な野菜や果物から摂れるようになっており、人工添加物が含まれていないのも特徴ですね。
オリジンは、アカナよりもタンパク質の割合が高いだけあり、アカナよりもさらに原材料の種類が豊富です。
価格
一番気になるところは、価格ですよね。
オリジンとアカナ、ともに公式サイトで購入した場合の価格です。
サイズ | オリジン オリジナル | アカナ アダルトドッグ |
---|---|---|
340g | 1.300円 | 1,100円 |
2㎏ | 6,000円 | 5,000円 |
5.9㎏/6㎏ | 14,500円 | 12,000円 |
11.3㎏/11.4㎏ | 21,000円 | 16,000円 |
※価格はすべて税別です。
サイズも、オリジン・アカナで若干違いがありますので、ご注意ください。
アカナも決して安いわけではありませんが、オリジンはやはり高価ですね。
340g、2㎏まではそこまで大きな違いではありませんが、サイズが大きくなるにつれ、価格の開きが明らかになってきます。
この違いはどこからくるのかというと、やはりオリジンの原材料の豊富さではないでしょうか。
原材料自体は、アカナも地元カナダで獲れた新鮮なものを使っています。
種類
次に、それぞれの種類についてみていきましょう。
オリジン
オリジンの種類は、以下の全8種類です。
- オリジン パピー
- オリジン パピー・ラージ
- オリジン オリジナル
- オリジン シニア
- オリジン ツンドラ
- オリジン 6フィッシュ ドッグ
- オリジン レジオナルレッド
- オリジン フィット&トリム

アカナ
対して、アカナの種類は全19種類でかなり豊富です。
4つのシリーズにわかれています。
アカナのシリーズ名 | 種類数 | 商品名 |
ヘリテージシリーズ | 8種類 | パピースモールブリード パピー&ジュニア パピーラージブリード アダルトスモールブリード アダルトドッグ アダルトラージブリード スポーツ&アジリティ ライト&フィット シニアドッグ |
レジオナルシリーズ | 4種類 | ワイルドプレイリードッグ パシフィカドッグ グラスランドドッグ ランチランドドッグ |
シングルシリーズ | 4種類 | ヨークシャーポーク グラスフェッドラム フリーランダック パシフィックピルチャード |
クラシックシリーズ | 3種類 | クラシック レッド プレイリーポートリー ワイルドコースト |
アカナは種類が多く、迷ってしまいますね。
たとえば、パピー用のフードの中でも、オリジンはパピー(小・中型犬用)とパピー・ラージ(大型犬用)の2種類であるのに対し、アカナは、パピースモールブリード(小型犬用)、パピー&ジュニア(中型犬用)、パピーラージブリード(大型犬用)と、より細かくわかれています。
シングルシリーズは、単一のたんぱく源(お肉)で作られているので、アレルギー持ちのワンちゃんに特におすすめです。
クラシックシリーズは、他のシリーズよりもさらにお求めやすい価格になっています。
購入方法や特典など
オリジンもアカナも、いろいろなECサイトでも購入できますが、並行輸入品の場合は、輸入や流通の過程でフードが酸化したり品質が劣化してしまうケースがあります。正規代理店にて、正規品を購入するのが安心です。ここでは、公式サイトから正規品を購入した場合の購入方法や特典についてまとめました。
オリジン
購入方法 | 以下公式サイトから購入できます。 https://orijenjapan.com/ |
---|---|
支払方法 | ・クレジットカード決済 (VISA MASTER JCB DINERS AMERICAN EXPRESS)・代金引き換えサービス (代引き手数料一律:420円) |
配送料 | 佐川急便または西濃運輸:600円 ※沖縄及び離島は別料金 |
アカナ
購入方法 | 以下公式サイトから購入できます。 https://www.acanafamilyjapan.jp/ |
---|---|
支払方法 | ・クレジットカード決済 (VISA MASTER JCB DINERS AMERICAN EXPRESS)・代金引換 (代引手数料 330円)・NP後払い (後払い手数料:209円) |
配送料 | ・ヤマト運輸 ヤマト運輸ご利用時の送料については、1,200円となります。・佐川急便 注文いただいた内容によって送料が変動します。(870円〜1,560円 ) |
まとめ
共通点が多いオリジンとアカナですが、今回は違いにスポットを当ててみました。
オリジンは価格も高く、また様々なランキングでも上位にいるので、質がいいフードであることには間違いありませんが、原材料の豊富さ以外は、アカナとそこまで大きく違っているわけではないということもおわかりいただけたのではないかと思います。そういう意味では、アカナはコスパがいいフードと言えるのではないでしょうか?
最高品質を求めるのであればオリジン、コスパで選ぶならアカナ、といったところでしょうか。
もちろん、それぞれに種類がありますので、ご自分の愛犬に合ったフードを探してみてください。
夫と子供たちに懇願されて犬を飼い始める。
1歳のトイプードルレッドの男の子と、トイプードルアプリコットの女の子の飼い主。
2匹目のお迎え直後に骨折させてしまった経験があり、食の大切さに気付き、勉強中。

